『懐かし店舗デザイナー』として、仕事を再開していきます。
そろそろ『業者市場』にも顔を出していく事になります。
符牒とは、その各業界で使われる『独特な言い回し』のことで、
同じ業界でも地域によって若干の相違点があるようです。
専門用語、ここでは、主に競りの数字、値段について。
欧米では、屋敷の調度品をリペアして、
カタログにして、
オークションに架かります。
古物市場で「仕入れ」をする場合、
セリ(競り)に参加する為には、必須ということになります。
「古物商の符牒」
全国統一で何処の市場も、この符牒。
(よん)四十貫 650円
五十貫 830円
<1,000円台からのセリの場合>
(ピンピン 1,100円)
(なな)七十貫 1,150円
(ピンピンゴ 1,150円)
千枚 1,250円
((に)二枚 1,400円)
拾貫目 1,650円
((さん)三枚 2,100円)
本三 2,250円
((に)二十貫 3,300円)
百貫 3,500円
テラ 5,500円
(し)四百貫 6,500円
ビンゴ 7,700円
五百貫 8,300円
ドン 10,000円
そして次の桁に・・・・・・
「山越え」とも云います。
<山を越えたら、以降はまた千枚からの繰返しです>
(桁が違っても、ゼロを増減するだけで基本は同じです)
(ピンピン 11,000円)
(なな)七十貫 11,500円
そして次の千枚 12,500円
・
・
・
ドン 100,000円
質屋や古書籍商が通う古物市場はもっと細かな符牒がありそうですが。
現在の古物市場ではあまり使わないようですが。
(に)二枚 14,000円
(さん)三枚 21,000円
(に)二十貫 33,000円
桁が1桁低くても使っている市場もある様です。
平成の貨幣感覚からなのか、今では万単位で競った方が分かり易いのでしょう。
こんな符牒(どうか?)
嵐 11,111円
三嵐で、 33,333円
五嵐で、 55,555円
・・・・・・・・・・てことに。
ジゴロ 45,600円だそうで。
倍 単純に前者の競り値の倍。
三倍 単純に前者の競り値の三倍。
未だに、分からない符牒!!
「カーン」 ??????
「ボンヤリ」 ??????
ぼんやりって?
最近、謎が解けたこと。
5500円の『テラ』。
テラって、『寺』のことだった!!
お寺の鐘は、「ゴ~~ンっ、ゴ~~ンっ。」
実際の競りでは、とんでもないテンポで進んでいきます。
「瞬時」に理解出来る様にならなければなりません。
慣れるまで、まだまだ時間が掛かりそうです。
古物市場に依っては、カンペを書いてくれている市もあります。
競りで、発する必要はないですよ。
ただ、今競りの値段がどこまで上がっているのか、把握できないと。
一桁、間違えると……。
基本、古物商の業者市場はニコニコ現金取引ですから……。
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